シーバードデイ2019 in 御前崎
カメのふるさと勉強会を開催
8月21日(水) シーバード御前崎、シーバード三保の2拠点合同でシーバードデイ2019 in 御前崎「カメのふるさと勉強会」を開催しました。当日は少し曇っていましたが、6組16名のみなさんが参加してくださり、県外からの方もいらっしゃいました。
まずは御前崎渚の交番にて、参加者全員でウミガメの生態や砂浜の現状について学びました。講師は地元出身の自然写真家・櫻井季巳さん。櫻井さんは御前崎を中心に各地でウミガメの写真を撮り続けており、その生態に詳しい方で毎年同様のイベントで講師を務めています。<著:ウミガメいのちをつなぐ岬、他>
今回は特に小さなお子様も参加されていたため、写真を見ながら、あるいは渚の交番前で実際のビーチを見ながら海岸浸食や漂着ゴミについてわかりやすく説明してくださいました。
その後、会場を御前崎海水浴場横のビーチへ移し、ウミガメとマダイの放流を行いました。ここでの講師は御前崎市から委嘱を受けてウミガメの保護を行っている「ウミガメ保護監視員」のみなさんです。長年、御前崎の地でウミガメの卵の保護と孵化したウミガメを海へ帰す活動をされている人生経験も豊かな方達で、子ども達に優しく放流の手順を説明してくださいました。
子ども達は実際のウミガメやマダイを目の前にすると目を輝かせて、その姿形や動きを「じっ」と観察していました。ウミガメの放流の時は「がんばってー!」「大きくなってまた帰ってきてねー」と大きな声で子ガメに声援を送っていました。
シーバード隊員の私達も放流が安全に行えるようビーチから、あるいは沖から水上オートバイで監視をしながら、その様子を見守りました。
参加した子ども達からは「楽しかった」「ゴミを捨てないようにする」「カメが帰ってくるようなきれいな海にしたい」などの声が聞かれ、環境について考える時間を持ってもらえたのではないかと思います。
(シーバード御前崎・シーバード三保)