3月30日、近年多くの海難に出動し人命救助に尽力した千葉県件水難救済会富津岬PW救難所が木更津海上保安署長より感謝状を授与されました。千葉県水難救済会富津岬PW救難所にはシーバードのメンバーが多く所属しており、水難事故の際は、シーバードメンバーと連携して救助にあたっています。

富津岬周辺では浅瀬が多く、乗り上げて座礁する事故が多発しています。シーバードのメンバーが活動中に座礁した船を発見して木更津海上保安署に通報するケースや、木更津海上保安署より水難救済会に通報がありシーバード隊員が現場に駆けつけて対応したケースなど様々ですが、三団体が連携して富津岬の海の安全安心のために活動しています。2011年から長きに渡っての功績に対して、感謝状をいただきました。

2018年からの2年間でもシーバード富津が関わった水難救助は7件にのぼります。
・2018年7月14日　座礁した漁船の救助
・2018年7月15日　座礁した釣り船の救助
・2018年8月18日　座礁したヨットの救助
・2018年9月17日　ウインドサーファーが潮の流れが速く自力で立てなくなり救助
・2019年6月29日　座礁したボートを救助
・2019年7月21日　ＰＷＣ機関故障による漂流者を救助
・2019年10月25日 SUP漂流者を救助

シーバード富津の代表古賀 健一郎さんは「感謝状を授与されて大変嬉しいです。富津岬の周辺海域は毎年浅瀬の場所が変わり、油断をすると座礁してしまい注意をしなければいけない場所です。遊びに出かけた時は航行できたので、帰りも大丈夫だろうと近回りをして座礁してしまったとの話もよく聞きます。私たちがPWCで救助した船長から、安心した、ありがとうと言っていただけるのが何よりも嬉しいです。今後も隊員一同、遊びながらですが真剣に海域の状況を把握して、笑顔で帰宅・安全で楽しい海づくりをめざしてまいります」と語ってくれました。
(シーバード富津)