シーバード富津 座礁したプレジャーボートを発見・救助
4月29日(水)12時頃、シーバード富津の隊員が千葉県富津岬先端を陸上でのパトロール中、先端北側300メートル沖合の浅瀬に向かってくるプレジャーボートを確認、と同時に座礁した模様。
ボートより手を振っているのを確認したので木更津海上保安署に通報(12時08分)しました。
その後、座礁したのがかなり岸よりだったので浅瀬(膝程度)を徒歩で現場まで向かいました。(もちろんスーツ、ライフジャケット装備です。)
12時30分到着、乗組員2名にケガ等無いことを確認。
12時50分、保安署に再度状況を報告。
木更津海上保安署と富津救難所の方々が到着して船体等の安全確認をし、離礁準備作業に入り船体の向きを180度変えてアンカーを打ちました。
船長はこの日が初めての航海とのことで経験不足、見張りもしていたようですが浅瀬に気づいたと同時に後進をかけましたが間に合わず座礁したようです。離礁時も船長が不慣れなためこちらで誘導をして無事に離礁、航行ができました。
現場で発見、救助した古賀さんより
「今回の救助は、シーバード艇は待機していましたが、シーバード艇よりハンドメガホンを取り出して座礁船に向けて音声とサイレンで安否、応答を確認して現場に向かいました。離礁時も船長が経験不足のため、海保より離礁した時点で向かう方向を詳しく教えてもらっていました。ですが全然理解できてない様子だったので、陸よりメガホンで、まずはサイレンを鳴らし、こちらの誘導に従うように伝えてようやく脱出することができました。
今回の件で、パトロール艇にハンドメガホン装備、しかも大音量でとても良かったです。救助活動に非常に役に立ち、使えるシーンが増えた感じです」
(シーバード富津)