コロナ禍で静岡県御前崎市は沿岸線の駐車場およびマリンパーク駐車場を4月17日〜5月31日まで閉鎖していましたが、6月1日より解除しました。シーバード御前崎は、週末にはかなりの来場が予測されるため、シーバード艇での海上パトロールを実施していきます。

またゴールデンウィークの5月5日には御前崎海上保安署と合同で、マリンパーク御前崎から中部電力浜岡原子力発電所あたりまで、全行程10キロ程の海上パトロールを実施しました。

【動画】GW特別警戒海上パトロール

3密を避けるため海保との打ち合わせはリモートで行い、当日の打ち合わせも最小限、同乗者はセカンドシートを使用せずスレッドに乗り、片付け洗浄は1名で1艇などの配慮をしました。
パトロール当日はサーファー2〜3名、ビーチ歩き2名、磯場での漁労者が数名で、人出はほとんどない状況でした。
また陸上からも静岡県警パトカーと合同で沿岸パトロールを実施しています。こちらのパトロールでは釣り人がかなり多く見受けられました。
通常、海上パトロールは沿岸利用者（サーファー、釣り人、磯遊び等）の安全確認と注意喚起、または海上の不審物確認、障害物等の確認、除去などを目的として行っておりますが、今回は特に緊急事態宣言中であったため、公務機関の方々と合同で行うことによる安全確認を主な目的として行いました。（人がいないことの確認を含みます）
シーバード御前崎と御前崎海上保安署とは合同訓練は度々行っていましたが、合同のパトロールは今回が初めてです。共通の連絡手段の試験運用とお互いの行動範囲や運航パターンなどが確認できたことも実施してみての成果でした。

ドローンは緊急時の捜索や要救助者へのファーストアプローチなどを見越して導入したもので、水上オートバイ隊とは別部隊で活動しています。地元のドローン有識者の方のサポートでシーバード御前崎隊員と渚の交番スタッフが撮影および編集を行いました。

シーバード御前崎は市からの要請で毎月1〜２回海上パトロールを実施しています。今後も海の安全・安心のためにパトロール・訓練などを継続していきます。
（シーバード御前崎）