ホーム各拠点のお知らせシーバード釜石とシーバード気仙沼合同 第1回シーバードデイ2020「いのちをまもる勉強会」を開催

シーバード釜石とシーバード気仙沼合同 第1回シーバードデイ2020「いのちをまもる勉強会」を開催

シーバード釜石とシーバード気仙沼の隊員が合同で企画・運営した第1回シーバードデイ2020「いのちをまもる勉強会」を7月24日(金)岩手県釜石市鵜住居町根浜海岸にて開催しました。天候は梅雨の合間で、晴れ時々曇り青空も広がる陽気となり市内の小・中学生61人とその保護者42人が参加し、“心肺蘇生法→浮いて待て→水上オートバイ体験乗船→沖合で浮いて待て”の順でシーバードデイを体験し、久しぶりの海を満喫していただきました。

「心肺蘇生法体験ブース」では、心肺停止状態の傷病者への正しい対応方法について学んでいただきました。子ども達だけでなく保護者も実技に参加したため、子どもに対してのBLS(心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置)や救急処置についてなど、多くの質問などが飛び交い非常に活気のあるセクションとなりました。また今回は新型コロナウイルス対策バージョンを採用したため、既にBLSを知っている方でも新たな発見があったようです。

「浮いて待て体験」では水上オートバイに乗り込む前に、落水・漂流対策である「浮いて待て」について実技を交えて体験してもらい、沖合に出た後には擬似漂流状況下での「浮いて待て」をさらに学んでもらいました。足が届かない水深で泳いだ経験のある子は少なく、ライフジャケット着用の重要性を感じてもらうのに良い体験となりました。

「水上オートバイ体験乗船」は人数・性別・年齢などを考慮し、楽しいと思われる速度やルートで実施しました。子どもから大人まで歓声を上げ、とびっきりの笑顔を見せて、大いに楽しんでいただけました。大人のみの乗船の場合は甘口・中辛・辛口のメニューから選んでもらい、辛口を注文した方は予想以上のアトラクション性に船上で笑いが止まらなくなっていました。

参加者から「すご〜い楽しかった」「日頃のストレスが吹っ飛んだ!」「初めて心肺蘇生法について学んでためになった。困っている人がいたら助けたい」などの感想や、中には「小型船舶特殊免許を取るのは難しいですか?」という質問をいただき、水上オートバイに興味を持ってくれたことにもうれしく思いました。

今回、新型コロナウィルス感染対策として、参加者を感染者の出ていない(開催日時点で)岩手県内在住者とし、イベントエリアに入る前の受付で手指消毒および検温を実施しました。
またシーバード釜石とシーバード気仙沼の合同でシーバードデイを開催したことにより体験メニューに幅が生まれ、時間的な余裕も生まれ、より安全により楽しく実施することができ参加者に喜んでもらうことができました。次回、8月9日に第2回目の開催を計画しています。
(シーバード釜石・シーバード気仙沼)

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