シーバード葉山 葉山消防本部と連携訓令
母体である葉山ライフセービングクラブが設立して35年。シーバード葉山を開所して7年。大きな一歩を踏み出すことが出来ました。『地域に根差した活動を行ってきた私たちと地域消防の葉山消防本部との連携訓練』海水浴場においても、事故が起きてしまった場合、一番近くで活動をすることになる消防署との合同訓練は、以前より願っていたことでした。今まで、会議などでどのように連携していくかを考えたり、情報交換をさせていただいたりはありましたが、11月14日の実際に現場での訓練は、初めてのこととなりました。
葉山消防署は、インフレータブルレスキューボート(IRB)を所持しています。我々は、水上オートバイ(PWC)を所持しています。それぞれの資機材の紹介を行い、得意とする利点や、逆に欠点などを確認しました。
その後、葉山では入り組んだ岩場などがたくさんあることから、狭い水域で水上オートバイが救助した要救助者を消防へ引き渡す訓練が行われました。水上オートバイの特徴であるスピードを生かして、砂浜へそのまま帰着して引き渡すパターン。手当が必要と判断し、狭い活動エリアしかない水上オートバイからボートへ海上で引き渡すパターン。などを確認しました。その後、お互いの救助艇に体験乗船、省電力トランシーバーでの通信試験などを行い、現場のメンバーでの意見交換などを貴重な時間を持つことが出来ました。
最後に、小峰消防長から葉山の海から事故を無くしていくことへの思いを伺い、これからの我々の活動への意気込みも新たに、午後は救助の反復練習を行いました。